大阪産直センターと新婦人
田植え交流会
虫を追いかけ、泥合戦
田んぼは大にぎわい
新日本婦人の会大阪府本部と農民連大阪産直センターの田植え交流会が5月13日、河南町の田んぼで行われました。コロナによる影響で、4年ぶりの開催です。参加者は子ども25人や生産者を含め、総勢74人。
今回は感染予防に配慮をして、田植えも30分ごとに3グループに分け、以前は恒例だった新婦人さん手作りの具だくさん豚汁や田んぼで収穫したお米のおにぎりの振る舞いもやめて、お米のお土産になりました。
ほどよい曇り空の下、あぜ道を歩いて田んぼに到着。身支度を整えて、田植えの開始です。生産者の上田良一さん、農民連大阪府連の中西顕治事務局長が説明をした後、順番に田んぼの中にはだしで入っていきます。
|
「見よ! 泥合戦をたたかい抜いたこの雄姿を!」 |
初めての泥の感触に驚いてお母さんに抱き着く子どもさんも。ワイワイと元気いっぱい、田んぼはにぎやかです。お父さん、お母さんたちは一生懸命田植えをしながら、「これが大きくなって、秋にお米ができてご飯になるんやで」「昔は機械もないし、もっとたいへんだったやろうなぁ」「おいしいお米ができるといいな…」などと子どもたちに話かけていました。
都市農業の大切さ改めて痛感
子どもたちは田植え機に乗せてもらったり、虫を追いかけたり、タニシをとったりと、普段はできない遊びを楽しんでいました。雪合戦ならぬ泥合戦をして走り回る元気な家族もいました。
|
田植え機にも乗ってみました |
子どもたちの感想は、「楽しかった」「(泥の感触が)気持ち悪かった」など。「秋には稲刈りもあるからね。来てね」と言うと、「うん!」と元気いっぱいに答えてくれました。お父さん、お母さんたちからは、「稲刈りも楽しみ!」との声も多数寄せられました。
|
泥の感触に驚きながらの田植え体験 |
子どもたちや親御さんの生きいきとした表情に、改めて都市農業の重要性を気付かされた交流会でした。
(農民連大阪産直センター事務局長 大坊幸)
(新聞「農民」2023.5.29付)
|