農のこころ丸山美沙夫
植えを待つ郷を囃して雨蛙 丸山美沙夫 田んぼに水が入り、またたく間に里の景も輝きだす。畑作物の苗物も植え頃となる。雨蛙が一斉に湧き立つように鳴く。まるで人々も里も活気づけられるようだ。農村の暮らしも、過疎化と農作業も省力化の機械化に変わっていくが、原風景は失わせたくない。蛙が二匹、三匹と鳴き出し、一斉の大合唱となる面白さも。
(新聞「農民」2023.5.29付)
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[2023年5月]
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