「農民」記事データベース20230522-1553-10

旬の味


 最近牛に高い関心を示すようになった息子。町内(宮城県蔵王町)の酪農家を周り、酪農・畜産危機などの聞き取りに行った際、息子も一緒に連れて行くとトラクターにも乗せてもらい、すごく喜んでいました▼昨年、大阪の娯楽施設、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行ったときよりイキイキとして楽しそうでした。そんな姿を見ながら子どもの想像力というのは本当にすごいなと感じました▼小さい時から周りがさまざまな娯楽にあふれているにもかかわらず、一度農の自然の中に解き放たれれば、子どもは全身で遊び、感じ、学びます▼子どものうちからこう言った自然の中での原体験、農業体験をさせることで、心の底から農の価値と魅力に気づいているおとなになることができるのではないかと感じました▼また、そういった自然のフィールドや条件にあふれていることに地域のおとなが気付くことが大事であり、それを持続可能なものとしていく方法を考えていきたいと強く思いました。

(平)

(新聞「農民」2023.5.22付)
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2023年5月

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