岐阜県農民連が総会
産直、生産、フードバンク…
新会員も参加し、各地の取り組み交流
岐阜県農民連は2月13日、岐阜市内で第24回総会を開き、4つの農民組合から15人が参加しました。ここ3年ほど文書総会としてきた総会を、久しぶりの実参加で開き、各農民組合の取り組みや、それぞれの経営についての報告を中心に議事を進めました。
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インボイスの学習会も行いました |
小寺徹会長のあいさつでは、安保3文書の内容などで敵基地攻撃能力を持つことの危険や軍事費倍増の問題、食料危機の問題などで、農民連の課題が強調されました。
活動報告では、まず全国農民連の大会決議を踏まえての情勢分析と課題が示されました。活動報告として、柿の産直については、生産者5人の参加で、新日本婦人の会との産直が進んでいることと、若い生産者が、周りの柿畑を引き受けながら、生産面積を意欲的に広げているという報告もありました。
畜産農家の飼料高騰の現状共有
米の産直では、金山農民組合と愛知の新婦人の産直の取り組みと、西濃農民組合と新婦人との産直の経緯などの報告がありました。
また、飼料用米についての取り組みや古代米の生産についての報告、大学生を対象にしたフードバンクの取り組みや、「農業なんでも交流会」の提案などもありました。
今年新しく加入した有機農家からは、新規に始めた農業の取り組みや今後の抱負などの報告があり、学校給食については、恵那の会員から、今後の課題などの発言がありました。
畜産農家のいる高山農民組合からの参加はありませんでしたが、「飼料や肥料が2倍から3倍に高騰、子牛価格も昨年比10万円から20万円下がり、年末に資金の借り入れをした」というメッセージが届き、参加者で共有しました。
当日は2部構成で、昼からは、県商連から講師を招いてのインボイスの学習会を開きました。
(岐阜県農民連 熊葡C広)
(新聞「農民」2023.3.13付)
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