農のこころ丸山美沙夫
春一番納屋を叩いて農機覚む 丸山美沙夫 立春後の最初に吹く強い南風は、乾いた突風のように感じる。戸口や隙間からその風が吹き込んで屋根のトタンをはがし、ハウスを飛ばすなど思わぬ被害を及ぼすこともある。とくに雪深い地方では、冬季間納屋に眠らせていた農機具類も春の訪れに覚まされるようだ。試運転の農機のエンジン音も納屋から響き出す。
(新聞「農民」2023.3.13付)
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[2023年3月]
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