農のこころ丸山美沙夫
畦川の水動き初む蕗の薹 田中弥生子 俳誌『みすゞ』から。この句から早春の頃の水田地帯が連想される。雪国と雪の積もらない地方の寒暖差や風景の違いはあるが、小さな堰の水路、せせらぎの水も緩んでくる。その周辺に蕗の薹も膨らみ始める頃であり「水動き初む」と感じとっていることから、詩感が広がっていく。大地の躍動と農人の心も活気づける。
(新聞「農民」2023.3.6付)
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[2023年3月]
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