防衛増税ストップ!!
インボイスの中止を
全中連
1000人集結 銀座パレード
全国中小業者団体連絡会(全中連)は2月19日、「防衛増税ストップ!営業と暮らし、命を守れ 2・19日比谷集会」を東京・日比谷野外音楽堂で開催し1000人が集結。インボイス制度(適格請求書等保存制度)の中止や自主申告を守れと訴えました。
|
パレードで沿道にアピールしました |
主催者あいさつで全国商工団体連合会の太田義郎会長は「軍事増税は明確に戦争への道。国の財布は一つ。軍事費が増えれば、ほかの予算は少なくなる」と指摘。「生活とくらしを守るため集会を成功させよう」と呼びかけました。
「インボイス制度を考えるフリーランスの会」発起人の小泉なつみさんはインボイスのことを調べる中で全商連のホームページを見て「砂漠でオアシスを見つけた気分だった。反対して良いんだと思えた。みなさんの活動は誰かの灯台になっている」と話し、「税制で人生が決められるようなことがあってはならない」と訴えました。
様々な分野からも発言がありました。税理士からは「消費税は『益税』ではない。負担増しかない『損税』だ」。演劇界からは、「インボイスで業界を支えてきた若い人たちが廃業に追い込まれる」。出版関係者からは「防衛費は4兆円以上増額するのに、文化予算は4000億円程度しかない」と報告。「新しい戦前」にしないたたかいを呼びかけました。
また自主申告の弾圧をねらう税務相談停止制度について自由法曹団の平井哲史事務局長が「弁護士や全ての議員への税金相談も対象になり、調査が入る可能性がある」と危険性を指摘しました。
集会では日本共産党の吉良よし子参院議員が連帯あいさつし、「5年で43兆円の防衛費増額の予算があれば学校給食の無償化が100年間できる」と訴えました。立憲民主党の末松義規衆院議員もメッセージを寄せました。
集会参加者は大軍拡大増税阻止の旗を高く掲げ、力をあわせることを呼びかけた集会アピールを満場の拍手で採択。銀座をパレードし沿道にアピールしました。
(新聞「農民」2023.3.6付)
|