「農民」記事データベース20230123-1537-06

農のこころ

丸山美沙夫


 どんど火の焔(ほ)の息村里灯る息

              丸山美沙夫

 コロナ禍と少子化で危ぶまれていた集落で、途絶えていたどんど焼きが行われた。とくに雪に覆われた夕暮の景によく映える。どんど火を囲む子供たちと、集落の人々の顔や眼を輝かせて燃え盛る焔を見つめている。どんど火は夜空に向かって立つ焔の息のようだ。活気づけられるように村里の灯もまた輝き合うとき。

(新聞「農民」2023.1.23付)
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2023年1月

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