旬の味
冬に入り、当地方は雪が降っても積もることはあまりなく、積もってもすぐに解けるような雪だ。ひ孫たちの2学期の終業式の日は大雪の警報が出され、2人のひ孫は「やった!」と大喜び。冬休みが1日増えたのだから。けれど期待の雪はチラチラで山の頂が白くなった程度だった▼農業を営む者としてはこの時期の寒波は怖い。何十年か前に伊予柑が倉庫の中にあるのに被害が出て、すべて廃棄せざるをえなかったことを思いだした。農業はそんなリスクを常に考えていなければいけないのだ▼毎日報道されている防衛力増強に思う。増えれば増えるほど国民の負担は増える。岸田さんが出すわけではないのだから、国民がよく考え行動すべきだろう。戦争への道へ進んでいることを知るべきだ▼戦争経験はないけれども、ウクライナの報道に、日本もそうなるのではないかと心が痛む。北朝鮮でも1発のミサイルと称されるものが何億円も消えるのだから国民の負担は相当なものだと想像するといたたまれない。 (孝)
(新聞「農民」2023.1.16付)
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[2023年1月]
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