旬の味
末娘が年中のときに始めた小麦づくり。暑い日も寒い日も畑に連れ出されてきた娘は小学1年生です。6月に収穫したスマイル小麦の給食パンは、「県産有機100%」での提供となり、アドバイザーの農家、貴志正幸さんと一緒に娘の小学校を訪問しました▼6年生の教室で貴志さんによる出前授業のあと、子どもたちは「和歌山市の小麦の自給率は何%?」「地産地消率を上げるにはどうしたらいい?」と次々質問。食後には、「ふたを開けた瞬間いいにおいがした」「あと3個食べたい」とうれしい感想が続々▼1年生の教室でも「おいしかった!」「ありがとう!」と笑顔でお友達が寄ってきてくれました。猛暑の草刈り、極寒の草ひき、泥だらけの溝さらえ、筋肉痛から始まる憂うつな週明け、すべてが報われた幸せな時間でした▼娘はいつもパンを残すそうですが、昼休憩までかかって完食! 栄養士さんに聞くと残食はいつもの半分! 「しっかり食べたい」と思える給食が地域農業を支えるのを肌で感じました。 (澄)
(新聞「農民」2023.1.9付)
|
[2023年1月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2023, 農民運動全国連合会