「農民」記事データベース20221219-1534-11/FONT>

旬の味


 恐ろしい言葉が私の耳をとらえた。ラジオのDJ(ディスクジョッキー)がさらりと伝えたのは「敵基地攻撃システム」について。「えっ? まさかこの国のこと?」と耳を疑った▼なぜラジオからこうも簡単に恐ろしい言葉が流れたのか信じられず、作業の手をとめ携帯で与党のホームページを検索した。そこに「反撃能力を保有することについて議論している」の文を見つけ驚がくした▼これまでの日本政府の軍事力は、「専守防衛の範囲から集団的自衛権の容認へと変化。そして反撃能力の保有検討へ」と変遷してきた。子どもを守り育てる私の母親としての感性が細胞レベルで警鐘を鳴らし始めた▼反撃はそのまま自身への刃(やいば)となる反撃システムなんてとんでもない。絶対反対だ。この国をつくるのは私たちひとりひとりの権利だ▼私の個性をしっかりと胸に、自分に何ができるのかを考えながら生きていきたい。「敵基地攻撃システム」を当然のように未来の子どもたちに残してはならない。

(恵)

(新聞「農民」2022.12.19付)
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2022年12月

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