軍事大国化・改憲発議を許さない=日比谷野音で11・30反対集会=
「軍事費増やして生活壊すな!改憲反対!カルト癒着の政治をただせ11・30in日比谷野音」が東京・日比谷野外音楽堂で行われました。総がかり実行委員会の呼びかけで、小雨が降る中1500人(主催者発表)の市民が集まりました。
「戦争させない1000人委員会」の勝島一博さんは、「専守防衛という、戦後日本の平和国家としての秩序を捨て、軍事大国の道を歩もうとしている岸田政権。軍事強化で私たちの生活を苦しめることは絶対に許されない」と主催者あいさつ。
住民無視の基地建設 訓練移転許さない鹿児島県種子島の西之表市から5人の代表団でこの集会に参加した「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」会長の山内光典さんは、「米軍空母艦載機の陸上離発着訓練を恒常的に馬毛島に移転させるための自衛隊基地建設が進められようとしている。騒音による健康被害など島民の平穏な生活や馬毛島の自然、周辺の豊かな漁場が壊される。基地建設に私たちは白紙撤回を要求する」と強く訴え、連帯を呼びかけました。
望むのは子どもの育ちと未来学校給食無償化に取り組む池田りょうこさんは、「義務教育の無償は憲法26条で保障されている。教科書が無償であるように、学校給食もそうあってほしいと行動している。先日文科省に要請に行ったら『無償化には4400億円という莫大な費用がかかるから慎重な検討が必要だ』と言われた。その一方で軍事費は5兆円増ですか?岸田首相は総裁選のとき、子ども関連予算倍増を打ち出したが、いつまでにというめどは全くない。黙っていてはひどくなる一方。子どもたちの育ちと未来のために行動していく。ご一緒にがんばりましょう」と訴えました。ジャーナリストの有田芳生さんは統一協会の問題について「70年代に大量の空気銃を日本に密輸した問題など、日本政府は彼らが危険な組織だと認識していないはずがない」と指摘しました。 立憲民主党、日本共産党、れいわ新選組、社民党、沖縄の風の国会議員があいさつをしました。 集会参加者は国会議事堂前までデモ行進し、待ち受けた国会議員らとともに「私たちの生活壊すな!市民と野党は共闘しよう!がんばるぞ!」とコールを唱和しました。
(新聞「農民」2022.12.12付)
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[2022年12月]
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