「農民」記事データベース20221212-1533-04

農のこころ

丸山美沙夫


 峠道新そばの旗先々に

        小林さだ子

 俳誌『しなの』から。新そばが出来ると、そば屋は一斉に街道に幟旗を立てて客を誘う。蕎麦の栽培には夏と晩秋の頃に収穫するものがある。どちらが美味しいかといえば、秋そばである。俳句の季語は冬。早めに収穫して打つ走りそば、また、新そば粉で打つそばの味は風味があり美味しい。訪ねゆく峠道の風情だろう。

(新聞「農民」2022.12.12付)
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2022年12月

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