旬の味
学校給食の思い出。まずかった脱脂粉乳ミルク、ぱさぱさのコッペパン、田舎っぽい卯の花炒り、昼近くににおってくるカレーなど給食のおばちゃんの顔とともに蘇りました▼学校給食有機化フォーラムに参加し、先行する韓国やフランス、国内自治体の報告を学びました。大切なことは給食を人権、子どもの権利として取り組むことと理解しました▼身近な実態として、地元の学校給食の試食をする機会もありましたが、冷凍食品の利用で、大きな差を感じました。子どもたちには高い方のレベルに合わせ、地元産食材でおいしく安全、十分な量を提供したい▼農家の活性化にもなるローカルフード法の制定も必要です。今、世界は気候危機、環境汚染、様々な格差、食料難、国家間のあつれきを解消する間違った手段としての戦争や、その備えなどおとなが作った矛盾や危機に直面しています▼農民としておいしく安全な食料を提供し、課題に立ち向かえる健康と英知を身に付ける手伝いと、微力でも課題解決に努力したい。 (克)
(新聞「農民」2022.11.28付)
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[2022年11月]
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