農家のための
税金コーナー
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早期の税金学習会・記帳会のスタートを
税務署などのインボイス登録の圧力に負けないためにも、新しい『農家のための「税金対策の手引き」』を活用し、早めに税金学習会などの取り組みを始めましょう。
異常円安や長引くコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻などで、飼料・肥料・資材価格の高騰、米価大暴落や農産物価格の下落は続き、相次ぐ災害もあり、農家は苦境に立たされています。
農民連のたたかいで勝ち取った国の肥料高騰対策や自治体独自の農業支援策を利用するときに、記帳が必要です。
来年3月の申告まであと3カ月あまりです。いまからの取り組みが重要です。
さらに来年10月にはインボイス(適格請求書等保存方式)制度開始が狙われています。税務署から「急いで登録を」と迫る動きが強まっています。取引先から「免税事業者には支払いを値引き」と一方的に通知がくるケースも報告されています。ほとんどの農家はインボイスの恐ろしさを知らされていません。中止の運動を広げてインボイスを止めるためにも、学習が大切です。
今年も税金対策部員養成講座テキストを活用したオンラインの養成講座を実施しています。開催済みの講座を収録したDVDを都道府県連向けに販売しています。活用して、税対部員の養成をすすめましょう。
第25回大会を3年連続増勢で迎えるための仲間づくり大運動や、春の大運動に向けてこれら資材や『手引き』『記帳簿』を活用し、学習会・記帳会に取り組みましょう。
(新聞「農民」2022.11.21付)
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