第7回
なんてったって!
伝統食
継いでいきたい日本の食の会
栗原澄子
スルメイカの「げそ」を
“カリ” “フワ” メンチに
たたいたイカと野菜の食感が良く、カリッとフワッと揚がっておいしいです。
刺身にした後の「げそ」を冷凍しておき、ある程度の量がたまったら家にある野菜を使って作り、揚げたり焼いたりしておいしくいただいたそうです。
スルメイカの旬は6月から10月。最近耳にするスルメイカの漁獲量の減少が気になります。持続可能な漁をしていくことで、おいしい魚介類が、ほどほどの値段で、いつまでも食べ続けられることを願っています。
青森の郷土料理
イカメンチ
材料(4人分)
スルメイカ 2杯
(正味300g)
キャベツ 50グラム
にんじん 90グラム
玉ねぎ 小1個(160グラム)
青じそ 5〜10枚
※混ぜる野菜は特に決まっていない。その時どきに畑で採れたものを入れる。
卵 1〜2個
小麦粉 70グラム
塩 小さじ1/2強
コショウ 適量
揚げ油 適量
作り方
(1)イカは細かくきざんで、食感が残る程度に包丁でたたく。
(2)キャベツ、にんじん、玉ねぎ、青じそは粗みじん切りにする。
(3)(1)と(2)を混ぜ合わせ、溶き卵と塩、こしょうを入れて混ぜる。小麦粉を混ぜて形がまとまるくらいのかたさにする。
(4)170度の中温の揚げ油に、玉じゃくしですくい、スプーンで流し入れ、揚げる。
(5)浮いてきたら裏返し、カリッとして焼き色がついたら取り出す。
(新聞「農民」2022.8.15付)
|