旬の味
和歌山での小麦づくりも、2度目の収穫を終えました。この活動をはじめて丸2年が経ち、農作業の大変さのみならず、県の補助金がまったくないことや、国の補助金の申請に足りない期間を生産者側で準備しないといけないことなど、いくつもぶつかる壁、壁、壁▼政治への要求は増える一方で、多くの支援者や小麦をつくる仲間が増えたのは、SNSの後押しがあったことはいうまでもありません。しかし、SNSで広範なつながりをもつことは、政治的な発言を避けることにつながる傾向にあります▼参議院選挙ではそのジレンマが内なる壁になりましたが、気候危機や食料自給率対策にただちにとりくみ、子どもたちの健康と未来がかかった憲法改悪を本気で止めたいという自分の生活実感のなかで、「選挙に行こう」と発信する勇気が、誰かの1票につながると信じ乗り越えることができました▼小麦づくりと同様に、行動するにはまず知ることから。行動する仲間を増やすためにも発信を続けていきたいと思います。 (澄)
(新聞「農民」2022.8.1付)
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[2022年8月]
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