市民と野党の共同候補勝利を
岩手県農民連
食料自給率向上の農政を
木戸口候補と政策協定締結
岩手県農民連は6月4日に第3回執行委員会を開催し、「農民の要求実現のために参議院選挙をたたかおう」と論議。選挙区では野党候補の木戸口英司候補(立憲民主党参院議員)の勝利のために力を尽くすことを確認しました。
これを受け、県農民連と木戸口候補は5日、参議院選挙にむけた政策協定を締結しました。
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木戸口候補(左)と小笠原憲公県連副会長 |
政策協定は、(1)「水田活用直接支払い交付金」の削減は農家や集落営農の経営を窮地に追い込むものであり、中止する、(2)再生産できる水準の米価を保障し、大規模化や効率化のみにとらわれず、家族農業や集落営農などを含め多様な担い手が活躍できる農政を実現する、(3)肥料・農薬・飼料・資材の高騰に対し、国として予算措置を講じ、農家の負担とならないようにする――などです。
木戸口候補は「自給率向上は、国の基本。ところが、いま政府がやっているのは棄農(きのう)政策だ。ぜひ選挙に勝ち抜いて、この協定の方向を実現し、農政を変えたい」と決意を語りました。
長野県農民連
家族農業守り、戸別所得補償復活を
杉尾候補を推薦
長野県農民連は、「信州市民連合」と立憲民主党、日本共産党、社会民主党各県連と政策協定を結び、杉尾秀哉候補(立憲民主党参院議員)が確認した政策協定を前提に、家族農業を守り、戸別所得補償を復活するなど農業分野における5項目の政策提案を5月20日に杉尾事務所に提出し、選挙対策本部で懇談の機会を設けました。
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左から埋橋幹事長、竹上会長、菊池事務局長、菊地副会長 |
31日には竹上一彦会長、菊地信行副会長、菊池敏郎事務局長、庄田正美事務局次長で杉尾事務所を訪ね、埋橋茂人選対幹事長(立憲民主党県議会議員)と懇談。埋橋幹事長は、「みなさんの要望に全く同感です」と冒頭に述べ、各項目について若干の意見交換をしました。特に政府の自給率向上に「校庭でイモをつくれ」とはとんでもないことだと怒りを表していました。
長野県連は緊急の執行委員会を6月9日に開催。懇談の結果を確認し、「農民連組合員の『攻党支持、政治活動の自由』は完全に保障する」ことを大前提に、参議院長野選挙区で杉尾さんの再選を目指すため、推薦することを決定しました。
(新聞「農民」2022.6.27付)
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