「農民」記事データベース20220620-1509-07

埼玉農民連

新婦人さんと田植え交流会
生き物みつけて大喜び


楽しかったよ 楽しかったね
秋に稲刈りもやりた〜い

 埼玉農民連では例年、加須市、さいたま市で新日本婦人の会のみなさんと田植え交流会を行ってきましたが、新婦人との定例協議の中で「県西部地域でも田植え交流会ができないか」との話から、今年は坂戸市の原農場でおよそ20年ぶりとなる田植え交流会が実現し、約50人が参加しました。

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久しぶりの田植えを楽しみました

 はじめに県農民連理事で田んぼを管理する原伸一さんから「ロシアのウクライナ侵攻で食糧危機が世界で叫ばれている。日本の食料自給率は37%と低い。その中で普段自分たちが食べているものがどう作られているのかを、今日は子どもたちと一緒に感じながら田植えを楽しんでください」とあいさつしました。

 参加者は田植えのやり方を教わり、いざ田んぼへ。「キャー」「ヌルヌルする」「足が抜けない」など、子どもからおとなまでにぎやかな声が田んぼに広がります。参加した子どもの多くが未就学児でしたが、上手に苗を植えることができました。

 また田んぼや用水路にはカエルやメダカなど多くの生き物を子どもたちが見つけて大喜び。田植えが終わると原さんの田んぼで採れたコシヒカリを自分たちでおにぎりにし、沢山の産直野菜を使ったみそ汁と一緒に食べました。

 昼食後は原さんの田植えが終わっている田んぼでカブトエビの観察へ。農薬や化学肥料に弱く今では滅多にみられない大量のカブトエビが生息していました。参加者からは「おにぎりがおいしかったので産直米をとってみたい」「初めての田植え、とっても楽しかった」など好評な意見や、「稲刈りもやりたい」と、まだ予定していなかった稲刈り交流会を求める声も多数寄せられました。

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カブトエビ

 これを受け早速新婦人と定例会議を行い、同じ場所で秋の稲刈り交流会を計画。さらに来年は別の場所をもう1カ所増やし、田植え交流会を通じ、産直運動を前進させようと確認しました。

(埼玉農民連 関根耕太郎)

(新聞「農民」2022.6.20付)
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2022年6月

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