地域循環型の農と食を守る
ローカルフード法案
検討チーム
(東大教授)鈴木宣弘さん
堤 未果さん(国際ジャーナリスト)
(OKシードプロジェクト)印鑰(いんやく)智哉さん
川田参院議員が記者会見
議員立法で提出をめざす
「地域の食を、経済を、雇用を守るためにも、地域循環型の食を可能にしていくことが重要。そのために何が必要か」――。この問いに答えるために、川田龍平参院議員(立憲民主党)を中心に鈴木宣弘・東大教授、国際ジャーナリストの堤未果さん、印鑰智哉・OKシードプロジェクト事務局長が検討チームを組んで、「地域在来品種等の種苗の保存及び利用等の促進に関する法律案」(通称ローカルフード法案)を作成しました。
その主な内容は、在来種を含む地域の種苗の確保と活用、地域の農業を守るためのさまざまな支援、安全な食の確保、学校給食を無償で可能な限り有機に、地域の食のシステムの再構築――などです。
これまで輸入が前提となって、グローバルな食のシステム任せだった日本の農業と食を日本の地域での生産を基盤とするローカルな食のシステムに組み換えていくための基本法です。その要となるのが地域での条例制定であり、自治体の取り組みを国が支援するための仕組み作りをめざすもので、今国会に議員立法で提出をめざします。
5月9日に川田参院議員が記者発表を行い、「日本の食料安全保障のためには、党派を超えた協力が欠かせない。地域住民の皆さんとも協力して成立させたい」と述べました。
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記者発表する川田議員 |
(新聞「農民」2022.6.13付)
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