山形・庄内農民連
第5回 生活支援フードパントリー
“助かります”と学生たち笑顔
農民連提供の農作物いっぱい
49人来場 保護者も
前回の2倍過去最多
第5回学生生活支援フードパントリーが4月29日、山形県酒田市の宮野浦学区コミュニティ防災センターで開催され、前回の約2倍となる49人が来場しました。学生ボランティア6人を含むスタッフ21人で対応し、庄内農民連から梶昇司事務局長と土田拓磨事務局次長が参加しました。
今回は、実行委員の東北公益文科大学の学生が新歓ガイダンスなどで大々的に宣伝するなどの奮闘もあり、同大の学生が35人来場しました。
この時期は地元の農家の野菜収穫量が少ないのですが、テーブルに並びきれないほどの野菜が提供され、学生に大変喜ばれました。
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野菜を受け取る学生たち。こちら向き左が土田事務局次長 |
経済的な理由で退学の不安が
酒田市の広報誌にも掲載されたためか「他県の学校に通っている子どもに送りたい」という学生の保護者も来場しました。食料品卸業者からの食料提供もあり、この取り組みの認知度向上がうかがえます。
来場者アンケートでは、「アルバイトに入れない、やめざるをえない」という回答がこれまで同様に多かったことに加え、「経済的理由で退学の不安がある」と答えた学生が8人出るなど、学生の困窮がよりいっそう深刻になっていることがうかがえます。今後も学生支援の取り組みが求められます。
次回の学生生活支援は6月4日に開催されることが決定しました。
(山形・庄内農民連ニュースから)
(新聞「農民」2022.6.6付)
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