「農民」記事データベース20220530-1506-10

旬の味


 すっかり葉桜になり雨に濡れ、新緑に替わった。わが家の庭のブーゲンビリアも待ち構えていたように新しい芽が出てきた。例年聞いているはずのウグイスの声がいつになく近く、とても上手だ。ここ2、3日前からはぎこちない鳴き声も加わりうれしい朝▼その一方で、毎日報道されるウクライナ情勢。今なぜ戦争? 世界中のニュースが一瞬にして流される時代に、なぜこのようなことが起こるのか? お互いにもっと早くやるべきことがあったのではないだろうか▼一番に影響を受けるのは弱者なのだ。子や孫に同じ思いをさせてはならない。『地獄の日本兵』(ニューギニア戦線の真相)という本を読んだことがある。胸が絞めつけられるような思いと時の指導者に対する憤りだけが残った▼かんきつ類の販売も終わりに近づいた。収支マイナスが出なければ良しとする。50年前の通帳にはマイナスのとき、赤い数字が並んでいたことを思い出した。53年も経ってしまい、すっかり白髪のおばあになってしもうた(笑)。

(孝)

(新聞「農民」2022.5.30付)
ライン

2022年5月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2022, 農民運動全国連合会