「農民」記事データベース20220530-1506-08

新婦人と農民連
100人が集い田植え交流会

京都


今こそ消費者と農家
力を合わせるとき!

 肌寒い日が続く5月15日、産直田植え交流会が京都市右京区で実施されました。この日も早朝の気温8度、日もあまり射さない少し寒い日でしたが、新日本婦人の会京都府本部から80人近く、農民連をあわせて総勢100人ほどが参加しました。

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泥浴?しています

 はじめに、新婦人府本部の魚山栄子会長から、ロシアのウクライナ侵攻に触れて、平和でこそ!の思いを込めた開会のあいさつがありました。

 また、コロナ禍の影響で募集しては中止を繰り返しながら、ようやく2年ぶりに実現できたことを喜ぶとともに、知事選の大争点の一つであった京都の地下に北陸新幹線を通す計画の撤回を引き続き求めることや、ひとたび海外で何かあれば食料やエネルギー供給に大きな影響が出る日本の現状への懸念について触れられました。

 今回は新型コロナの感染状況に考慮して募集人数を制限したため、あらかじめ機械植えした残り半分を手で植えつけました。泥の中ではしゃぐ小さな子どもを含めた60人ほどで、少し時間をオーバーしながら作業を終えることができました。

 いつもより規模が小さいものとなりましたが、新鮮な野菜や山菜、加工品の販売も好評でした。

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みんなで並んでいっせいに田植え

 最後に、京都府農民連の上柿直一会長が、いまの農業・農村の状況を説明しながら、根本にある自公政権による農民の努力を踏みにじる農政への怒りとともに、いまこそ消費者と農家が力を合わせるときではないかと訴えました。

 そして、以前のように200人を超える規模で産直交流会ができるよう、一日も早く新型コロナが終息してほしいという願いを述べて、すべての日程を終了しました。

(京都・京北農民組合 益田修次)

(新聞「農民」2022.5.30付)
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2022年5月

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