「農民」記事データベース20220523-1505-12

旬の味


 近年、発達障害児が増えている一因として、「残留農薬」や「食品添加物」の摂取があげられています。食の安全に関心があっても、金銭面のみならず、時間的貧困を抱える現代人にとって、コンビニ弁当やテイクアウトの利用はなかなか避けて通れません▼給食スマイルプロジェクトの活動を発信する中で、大学生からリポート発表を依頼されることがあります。「安心安全な給食を子どもたちに提供したい」という最大の要求のほか、「憲法は私たち国民が健康で幸せに生きる権利を保障しているのにおかしい」と話します▼バイトと学業に追われ、買い物に行っては、より安いもの、量が多いものを選んでいる彼らは、「そんな考え方をしたことがなかった」と驚いた反応をみせてくれます▼これから親になる世代の皆さんに、「安かろう悪かろうの食生活を強いられるのはおかしい」と声を上げ、学業に専念できるよう学費と時間的余裕を保障し、健康で幸せに生きられる社会に変える1票を参院選で投じてほしいと願っています。

(澄)

(新聞「農民」2022.5.23付)
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2022年5月

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