農のこころ丸山美沙夫
耕しや流れる水路滔々と 北沢 寿美 俳誌『みすゞ』から。耕運機のエンジン音が一斉に響きわたると、静まり返っていた里も急に活気づいてくる。いよいよ田んぼへの用水路が開かれて水が流れ込んでいく一瞬を捉えて詠まれている。耕しが済むと直ぐに代掻きが始まる頃である。陽射しを受けて滔々と流れ込む水の勢に、農人の心も勢いづくとき。
(新聞「農民」2022.5.16付)
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[2022年5月]
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