農のこころ丸山美沙夫
春泥を持ち来る農夫の誇りかな 馬場靖比呂 俳誌『みすゞ』から。この句の「春泥」は何に使うのだろう。たっぷりと水を含んだ春の土の匂いを想起させる。苗床用の土を準備する頃か、早々と野に出て農作業の身に付着した土かも知れない。農と土はなくてはならないもの。良い作物を育てるには土作りも大切となる。農に生きる者にとっての誇りなのである。
(新聞「農民」2022.4.11付)
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[2022年4月]
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