ロシアはウクライナから
ただちに撤退せよ
総がかり行動実行委
ウクライナ侵攻口実にした
軍拡、改憲議論を許すな
総がかり行動実行委員会は3月19日、「ロシアのウクライナ侵略反対!即時撤退!改憲発議反対!辺野古新基地建設中止!『核共有』反対!いのちと暮らしと営業を守れ!国会議員会館前行動」を行い、1000人が参加しました。
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「ロシアはウクライナから撤退しろ」と声をあげる参加者 |
総がかり行動実行委員会共同代表の藤本泰成さんが主催者あいさつを行い、ロシアのウクライナ侵攻について、「小児病院などまで攻撃され、罪のない市民が犠牲になっている。ロシアはウクライナ侵攻を即時に止めるべき」だと批判。「武力で平和はつくれない。核共有、軍事力強化では、国民の命が奪われてしまう。77年前を思い出し、戦争反対と叫ぼう」と訴えました。
市民からのスピーチで、さようなら原発の井上年弘さんは、「ロシアがウクライナの原発を攻撃したことは、ジュネーブ条約違反だ」と指摘。「原発を運転している職員も拘束され、人権が抑圧されている。津軽海峡をロシアの艦艇が通過しているが、周辺には大間や東通原発などの核施設があり、何かことが起これば、標的になる可能性がある。再生可能エネルギーへの転換が重要」と強調しました。
ピースボートの野平晋作さんは、「戦争に正しい戦争はない。スウェーデンやフィンランドなども軍事支援を行い、NATO(北大西洋条約機構)が軍事同盟で威かくしているが、武力で平和はつくれない。軍事同盟で平和はつくれない。ロシアの侵攻を止めさせ、1日も早い停戦合意を」と訴えました。
宗教者ネット(日本カトリック正義と平和協議会)の昼間範子さんは、「戦争や紛争は人権を弾圧する。政府は、アフガン、ミャンマー、シリアなどでは、戦争反対を言わず、難民も受け入れなかったのに、ウクライナ侵攻では、経済制裁を言い、難民も受け入れると言っている。戦争では物事は解決しない。9条のある憲法を守っていかなければならない」と訴えました。
立憲民主党の阿部知子衆院議員、日本共産党の笠井亮衆院議員があいさつし、社会民主党の福島みずほ参院議員、沖縄の風の伊波洋一参院議員のメッセージが紹介されました。
(「憲法共同センターニュース412号」から)
(新聞「農民」2022.4.4付)
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