「農民」記事データベース20220214-1492-06

福岡・若宮農民組合が税金学習会

インボイスの問題点学ぶ

会員も2人増え春の大運動に


 福岡・若宮農民組合は1月18日、「農民連プラス直鞍民商の税金学習会」を宮若市の若宮ハートフル大ホールで開催し、農家と事業所から57人が参加しました。県内の、みのう農民組合や糸島農民組合など遠隔地からも会員が参加しました。

 「インボイス制度と消費税のカラクリ」をテーマに、直鞍民商の岐部博之事務局長が最初に話をしました。

 農民連全国連の長谷川敏郎会長は「そもそも、農家にとって消費税とは」をテーマに講演しました。

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長谷川会長の講演に聞き入る参加者

 農業の生産現場での消費税の実態やインボイスの恐ろしさを告発。農家の9割は免税農家であり、インボイスが販売や集落活動などあらゆる面で農家を分断するだけでなく、課税事業者になれば経営が赤字でも消費税は払わなければならないことを指摘しました。

 「インボイスは国民にも、農家にもまだまだ知られていない。導入反対の声を周りの農家に急いで広げよう」と訴えました。

 資料足りなくなるほど大盛況に

 若宮農民組合の藤嶋嘉子事務局長(宮若市議会議員)は、「コロナ感染拡大で、公共施設は参加人数が制限されましたが、大ホール、100人の観客席を借りました。当初は『30人ほどしか集める自信が…』と弱気でしたが、『長谷川会長を講師とするからには』と声かけに力が入りました。準備していた資料も足りなくなる大盛況で、インボイスへの関心が高まっていることを感じます。学習会を通じて会員が2人増え、春の大運動のいいスタートが切れました」と報告しています。

 「家族農家の経営と暮らしを守るためにインボイスは中止、延期させよう!農家の声で跳ね返そう!」と決意しています。

(新聞「農民」2022.2.14付)
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2022年2月

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