「農民」記事データベース20220117-1488-09

コロナ禍の厳しい中、
よくがんばったね

千葉県女性部「あらぐさ」が
総会開催


映画「アンダンテ〜稲の旋律〜」を鑑賞

 千葉県農民連女性部「あらぐさ」の第33回総会が12月2日に、旭(あさひ)市の「かんぽの宿旭」で行われました。

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久々の会合に、女性たちの笑顔があふれました

 活動報告では、地域女性部の総会や支援活動、日本母親大会への参加など「あらぐさ」でこの間、取り組んできた様子を部長が読み上げ、報告しました。みんなであらためてこの1年間を振り返り、「コロナ禍の厳しい中、よくがんばったな」と、心が満たされました。

 催しものとして、2020年11月に亡くなった作家の旭爪(ひのつめ)あかねさんの追悼を込めて、旭爪さん原作の2010年公開の映画「アンダンテ〜稲の旋律〜」を鑑賞しました。この映画は横芝光町が舞台となり、女性部の会員も料理や農産物を提供したり、エキストラなどでも活躍し、映画製作に協力しました。

 ミュージカル女優の新妻聖子さんが、社会で心が傷付き、家から出られなくなった主人公、千華を演じました。千華があるきっかけで横芝光町のある一人の農家の男性とふれあい、自分らしさを取り戻し、力強く生きていくヒューマン・ドラマです。

 映画の中では「食料主権」について語られる場面もあり、現在に通じる内容でした。笑いあり、涙あり、また親子関係、夫婦関係、社会での人間関係の中で生きていく大変さが背景に描かれ、ジェンダー視点からも考えさせられる場面も多くありました。

 太平洋が一望できる素晴らしいホテルで、ごちそうをいただき、マスクを介してですが交流しました。「久しぶりに外に出られてうれしかった。有意義な時間だった」「映画は涙なくして見られなかった、よかった」など、感想が寄せられました。

 ご夫婦で初参加してくださった方が「なかなか農家の女性と接点がないんです」と女性部の仲間に入ってくれることになりました。

(千葉県農民連 小島朋子)

(新聞「農民」2022.1.17付)
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2022年1月

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