石川 新婦人と農民連で収穫祭
産直・県内産の農産物を
たくさん食べて地域の農業を守ろう
元気あふれる会に
女性の生産者の話に、
会場から拍手と感嘆の声
新日本婦人の会石川県本部と石川農民連の収穫祭が12月5日に、金沢市で開催されました。コロナ禍とあって飲食はなく、恒例の餅つきイベントも中止しました。
今回の収穫祭メインはまず産直市です。農民連会員が育てた大根、白菜、里芋、ニンジン、サツマイモ、里芋、黒豆など冬野菜がいっぱい並び、女性会員が作ったチーズケーキやマフィンなどのスイーツが出品され大好評ですぐに売り切れとなりました。
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スィーツはすぐ売り切れに |
神奈川農畜産物供給センターから豚肉飼育設備とウインナー加工の過程のビデオメッセージを見て説明を聞き、届けられた着色剤や、添加物の入っていないウインナーなどの加工肉をさっそく買い求めていました。
産直市の後は、米生産者・野菜生産者との交流会です。米づくり・野菜作りの思いを一人ひとりに語っていただきました。
無農薬・有機栽培の米づくりに取り組んでいる女性農民連会員の杉元聡子さんと辻千奈美さんから、就農のきっかけとこれまでの米づくの体験と経緯が語られました。
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杉元さん(左)と辻さん |
新婦人の方から「里山での米づくりで利益はありますか」との質問に「特に大きなもうけをあげたいわけではなく最低限、来年も再生産できる位の収入があればいい。里山に移住し、農にふれる生活が日々楽しく、自然豊かなこの生き方が合っている」との話に拍手と感嘆の声が上がりました。
年配の農民連会員からは「毎年、いつ農業から引退するかと考えているが、体が動く間は、皆さんに野菜を届けたい」と百姓魂の意気込みが語られました。
「産直や県内産の米や農産物をたくさん食べて地域の農業を守っていこう」という元気あふれる楽しい交流会でした。
(石川農民連会長 宮岸美則)
(新聞「農民」2022.1.17付)
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