税金勉強会で6人が仲間に
富山県農民連
富山県農民連は持続化給付金申請でのつながりを生かし、昨年末から6人の新しい仲間を迎えています。仲間づくりの先頭に立っている荒木義昭さん(小矢部市)のリポートです。
持続化給付金申請の
つながり生かし
2020年の秋頃から、農家も新型コロナ対策で持続化給付金が支給されるという新聞「農民」の記事を見て、近所の農家に申請を勧めてきました。インターネットでの申請が得意でないという方には、申請の援助をして、支給されたときは喜んでもらうことができました。
申請をためらう方もいましたが、国会での農水大臣の「ほぼほぼ全ての農家が対象になる」という答弁を紹介した記事に勇気をもらい、申請を進めることができました。
一昨年の豪雪により、私が所属する営農組合のパイプハウス2棟が倒壊しました。このときも、農民連の役員が国や県に、被害の実態を訴えて、再建のための補助金を求める交渉を進めてきました。こうした、農民に対する献身的な活動を見ていたことから、私は春の確定申告勉強会に参加したことを機会に農民連に加入しました。
加入したからには、活動をしないといけないという思いから、3月末の確定申告が終わった時期でしたが、翌年春の自主申告に向けて、「早い時期から取り組みが必要です」と、持続化給付金のお世話をした近所の方に、勉強会のお誘いをしたところ、11人の参加がありました。
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みんなで集まって税金の勉強会 |
ここでは、自主申告の概念的な説明にとどまったため、引き続き8月に自主申告の準備と「自主申告をした場合の実利を試算しましょう」と呼びかけて、勉強会を開催したところ、ここでも11人が参加しました。
12月12日に、3回目の勉強会を、今度は農民連への加入を条件に、これまでの会員7人も含めて案内したところ、現会員6人に新規会員5人の11人が参加することになりました。その後、当日に参加できなかった方1人が加入され、新規会員は6人となり、計13人の班へと組織が大きくなりました。
今後は、今期の自主申告を成功させるまで、3回の勉強会を開催する計画です。これまで班としての農民連活動が停滞していたので、班の体制を見直し、新聞に紹介されている先進的な活動を参考にしながら、身近で小さい要求も、見逃さないで取り組んでゆきたいと考えています。
(富山県農民連 荒木義昭)
(新聞「農民」2022.1.17付)
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