農のこころ丸山美沙夫
寄り合えば贅の一つの零余子飯 城取 信平 俳誌『みすゞ』主宰の一句である。零余子(むかご)は自然薯(じねんじょ)や長芋の地上の茎の葉腋に丸い小粒が付く。芋の子とも呼ばれている。蔓が枯れて芋掘りする前に採取、これを御飯に炊きこんで食べると独特の風味があり美味しい。晩秋の頃に、仲間の芋煮会など集まりや、来客があると、気安く振る舞う持て成しの地方食である。
(新聞「農民」2021.12.20付)
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[2021年12月]
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