農家が得する
税金コーナー
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2021年度、新規会員といっしょに
早めの税金学習会のスタートを
2021年はコロナ禍による米価大暴落や農産物価格の下落、相次ぐ異常気象により、農家は苦境に立たされています。
また、23年10月に予定されているインボイス(適格請求書等保存方式)制度は、販売農家の9割を占める免税農家に対し、離農か課税かの2択を迫る最悪の農業破壊制度です。農家の経営を支える産直組織にとっても死活問題です。
インボイス導入撤回運動の力に
21年分(22年3月)申告用の『税金対策の手引き』では消費税増税の実態とインボイス制度の悪質さを解説しています。申告前に学習し、消費税増税、インボイス導入撤回運動の力にしましょう。
21年度の確定申告では、昨年の基礎控除10万円増額にともなう変更に注意しましょう。
今年は『税金対策部員養成講座テキスト』を活用したオンラインの養成講座を実施しています。すでに開催済みの講座についても内容を収録したDVDを各都道府県連向けに販売しています。これらも活用して、税対部員の養成をすすめましょう。
春の大運動に向けてこれらの資材や『手引き』『記帳簿』を活用し、学習会・記帳会に取り組みましょう。
22年春の大運動を成功させるためには、年内に都道府県連・単組の役員会で、春の大運動の計画(昨年の反省と今年の目標・手だて)を立てることが重要です。
2月14日までに集落単位で「税金、なんでも勉強会」ができるように、年内に計画(場所取り、大量宣伝〈チラシ作成と配布計画〉、紹介活動など)を決めましょう。
3月13日までの「書き上げ」にも誘いましょう。そのためにも都道府県連大会はなるべく早い時期に繰り上げましょう。
(新聞「農民」2021.12.6付)
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