旬の味
米価が下がり大変な状況になっています。新米も出回っておいしさを味わえる時期となりましたが、単純に満喫できない気分です。米作りをしている友人との話題も、米の出来より米価になってしまいます▼「来年はどうなるんだろう」という不安な声を多く聞きます。ギリギリ我慢して作り続けようと思っている農家も、この価格が来年も続いたら、決断しなくてはならないと考える人もでてくるでしょう。本当に農家の、国民の主食にとっての大問題です▼しかし、子どもは率直に新米の味を楽しんでいるようです。私の米を買ってくれる方で、孫が私の米を大好きなので、お土産に持っていくという方がいます。信じられなかったのですが、食の細かった孫が、おかわりして食べるようになったとのこと。それも、8分づきの米です▼農薬、除草剤を使わず、くず大豆などを肥料に使っていますが、小さな子がファンになってくれて大変うれしく思っています。小さな子にも安心して、自信を持って届けています。 (克)
(新聞「農民」2021.11.15付)
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[2021年11月]
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