福岡県農民連
笹渡副会長を囲んで
「食と農を語る集い」
厳しい状況打破する希望も
福岡県農民連は10月16日、直方市ユメニティのおがたで、全国連の笹渡義夫副会長を囲んで「食と農を語る集い」を開催しました。
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笹渡副会長(前列右から4人目)を囲んで集いを開きました |
急な開催となりましたが、地元の若宮農民組合の皆さんをはじめ、県内の各単組から総勢25人が集まりました。笹渡氏は「1989年に農民連は日本の農業を守る農政をつくるために結成し、農家の命、暮らしを守りたいとの思いでがんばってきました。日本の農政が変わろうとしている今、がんばらないでいつがんばるんだという思いです」と訴え、集まった一人一人に激励をもらいました。
9年間続いた安倍・菅政権が間違った新自由主義を掲げ、種子法・種苗法の改悪により、長い間農家が大切にしてきた種苗を農家が自由に作ることができなくなることや、米価の下落に乗じて小農をつぶそうとしていることなどを熱く語られました。
過剰米がある中、食べたくても食べられない失業者、自宅待機で生活が厳しいシングルマザー、学業を続けることが困難な学生への食料支援活動など、コロナ禍での厳しい状況を皆で団結し、励ましあい打破していく希望の持てる集いとなりました。
(福岡県農民連会長 佐々木督文)
(新聞「農民」2021.11.8付)
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