「農民」記事データベース20211101-1479-13

旬の味


 大豆6%、小麦15%、自給率は年々低下しています。両親が健在で一緒に農作業をした頃、大豆、小麦、ナタネを自給し、大豆栽培には思い出があります▼子どもたちと長崎の平和公園を見学に。私と妻が雄大な祈念像に見入っていたとき、息子たちは公園にまかれた豆(餌)をついばんでいる数十羽のハトを追い払っていました。「ハト(平和の象徴)を追い払っている、子どものしつけができていない」の声が。でも私の息子たちは正当なことをしていたのです▼家では大豆収穫後、庭先で天日乾燥していました。ハトが大豆を食べにくるため、息子たちには「ハトが来たら追い払うこと」と言っていました。乾燥している大豆を食べにくるハトは有害だったのです▼私たちの体に必要な栄養素の源、米、大豆、麦、食用油脂(原材料のナタネ、ごま、トウモロコシ)は、生産費が確保できれば自給できると思います。自給率低下を黙認し、輸入政策で田畑を荒廃させる国会議員(政党)には「国の政治は任せられない」と訴え続けたい。

(Y)

(新聞「農民」2021.11.1付)
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2021年11月

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