千葉県農民連
勝浦市で農漁民と対話
農業も漁業も
小規模を守れ
衆議院選挙も終盤に入り、千葉県農民連は連日、農家との対話で奮闘しています。10月21日には、半農半漁の住民を抱える勝浦市に入り、総選挙で政権交代を実現し、農業と漁業に希望を切り開くための対話行動を行いました。
コロナ禍で魚価の下落に苦しむ漁師。農業と同様に「漁業の成長産業化」を口実に2018年、安倍政権が強行した改悪「漁業法」は、これまでの地元漁協や漁師を優先してきた漁業許可制や、漁業調整委員の公選制度廃止など、漁民を締め出して企業が参入しやすい制度に変え、漁民の反発と怒りが高まっています。
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市場で漁民と対話しました |
対話では、「朝市に来る農家は規模が小さく、後継者もいない。朝市も以前に比べて寂しい。農業も漁業も小さいところをしっかり支えてもらわなきゃ」「最近はイワシなども売りに来なくなったわよね。海の環境もおかしくなっているけど、何より大きな船がたくさん捕っていっちゃうからいけないのよね」「漁民に相談しないで改悪した漁業法は元に戻すべき」などの声が噴出。「野党はバラバラでは自民党にかなわないよ。よくまとまったね。今度は野党だ」など、漁民のなかで政権交代に期待する声が広がっています。
(新聞「農民」2021.11.1付)
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