農のこころ丸山美沙夫
新米の泡ふく音や炊飯器 黒谷博楽子 俳誌『俳句人』から。新米が採れると、早速に子や孫たちに送る。自宅で食べるのはそれからだ。農家では不作に備えて、自家用の保有米は十分に確保して置く。まずは新米を炊き、ご先祖に供えてから食べる。いま炊飯器で炊ける音と匂いが部屋中に広がる。無事に収穫を終えた喜びと、感謝を込めた夕餉(ゆうげ)となる。
(新聞「農民」2021.10.25付)
|
[2021年10月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2021, 農民運動全国連合会