旬の味
10月だというのに気温が下がらず明日は30度近い予報。今年の天気も異常気象というのにふさわしく、お盆に気温が何日間も低かった影響でわが家の米も、実入りが良くありません▼特にクルミは夏の異常な暑さの影響か、8月中に葉が落ち始める木が出始め、収穫の秋になり確認すると、中身が成熟していませんでした▼夏の暑さは動物たちにも影響があり、夏出産した母牛は、乳房炎が慢性化し、乳量も上がらず、猛暑のダメージをもろに受けていると実感。昼夜放牧をし、牛の暑さのリスクが低いわが家でもこの状況のため、他の酪農家も相当大変だったのではと案じています▼最近ようやく気候変動に対し、社会、政治の意識が向いてきたのではと感じます。しかし原子力発電の推進。実用化の不明な新技術に頼るという対策しか打ち出せない現政権に不信のみが募ります▼今年は選挙の年。農家の一人として、持続可能で実現可能な気候変動対策を実行する政治に変えなければと静かに農民魂をたぎらせる秋です。 (K)
(新聞「農民」2021.10.18付)
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[2021年10月]
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