「農民」記事データベース20211011-1476-11

旬の味


 愛媛も朝夕に寒さを感じられるようになり、本来なら運動会、秋祭りとなるはずだが、コロナ禍で祭りは中止。運動会は一家族1人だけの観戦が決まったらしい▼今年1年生のひ孫は学校から帰ると運動会の練習の話をする。手話でダンスをするという。体を動かすのが大好きな彼女はとても楽しみに「バァバ、見に来てや」と言っていたのにコロナ禍に納得したらしく踊ってみせる。この子らが早く大手を振って運動会のダンスを見せてくれる日を待っている▼季節は着実に進み、今年も極早生の収穫期を迎えた。今のところ台風の影響もなく順調かと思われたが、今度はカメムシの発生に気をもむ。カメムシにやられたら、これまでの努力が水の泡となる。自然とのたたかいは、まだまだ続く農業である▼政界では毎日、総理大臣の席をめぐっての報道が流され、国民はそっちのけ。もっと目の向けどころがあるだろうとメディアに言いたい。もちろん当事者たちにも、国民も本質を見抜く力を持ちたいものである。

(孝)

(新聞「農民」2021.10.11付)
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2021年10月

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