豪雨連日つづく長野
河川敷水没
野菜・果樹ほぼ全滅
台風19号被害・凍霜害続くも
力振り絞って営農を継続
長野県では連日の豪雨で、農作物に大きな影響がでています。特に河川敷では、多くの農作物が水につかり、場所によってはほぼ全滅状態。長野市穂保の千曲川堤外地で水につかった後で泥もかぶったリンゴです。
今年も多くの災害に見舞われました。新自由主義のもと、利潤第一の世の中を何とかしなければ、農家が一番被害にあうことになります。
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泥をかぶったリンゴ |
力を振り絞ってがんばらないと
一昨年の台風19号被害、春先の凍霜害、そしてつい先日の豪雨災害と、次から次へと災害が続き、「もう、だめだ」と嘆く農民。しかし、「今ここでがんばらなくては。このままではいずれ地球は終わってしまう」と力を振り絞って農業を続けています。
子や孫の代になった頃には、この地球はどうなっているでしょう。高温・多湿の気候になれば、いま作っている農作物も一変してしまい、住むところも変わってしまうでしょう。
持続可能な社会をつくり、温暖化を食い止める運動をしていきましょう。
(長野県農民連副会長 菊地信行)
(新聞「農民」2021.8.30付)
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