農のこころ丸山美沙夫
真っ直ぐに立つ稲の花眩しき 関 都 俳誌『みすゞ』から。八月上旬頃に青稲の茎から水色の穂が一斉に出る。そこに小さな白い花が咲く。この数日間の開花に、無事に受粉すれば実の穂となる。近寄ってみなければ気が付かないような花が可憐である。干ばつや水害の心配を乗り越えた瑞々しさ。「稲の花」は秋の季語。ほっと一息秋に構えるとき。
(新聞「農民」2021.8.23付)
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[2021年8月]
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