農家が得する
税金コーナー
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宮崎県農民連
税金対策部員養成講座と連動して、
事務局員のレベルアップを
宮崎県農民連では、近年に事務局員2人を迎えました。今年の春の大運動は、何とか切り抜けられたものの、税金学習不足のために大変苦労しました。
そこで、リモート税金対策部員養成講座と連動して、月1回の計5回、独自の事務局員学習会を行うことにしました。第1回は領収書の仕分け方とノートのつけ方、第2回は内訳書と確定申告書の作成、第3回は記帳ノートソフトの使い方、第4回は消費税の基礎学習、第5回は消費税申告書の作成を行うことにしています。5月開始で、今は第3回まで終わりました。リモート養成講座と連動させることで、税金申告への理解度も高まったと感じています。
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農民連本部主催の第2回リモート養成講座 |
事務局員からは、「地域によって、領収書や証明書等の違いがあるので難しく感じた」「一人ひとり、農業形態が違うことで、経費のあん分の仕方が変わることが難しい」など、不安の声がありますが、一方では「難しいけれど理解すれば、組合員の役に立てそうな気がする」と、養成講座・学習会に期待を寄せています。
毎月の学習会は、税金だけでなく農民連ブックレット『農民連は何をめざし、どうたたかうのか』を活用して、「行動綱領」「歴史」「政策」「運動」「世界」と5回に分けて学んでいます。事務局員任せにせずに、一緒になって学習する中で悩みや不安を出し合いながら成長できる農民組合へ、組織もレベルアップしたいと思います。
養成講座に参加されているみなさん、共にがんばりましょう。
(宮崎県農民連書記長 来住誠太郎)
(新聞「農民」2021.8.9付)
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