農のこころ丸山美沙夫
穂孕みの青田の風を深呼吸 小田 金幸 俳誌『俳句人』から。青稲の背丈も伸びて、一株ごとの分〓(ぶんけつ)が増え、茎がふくらみはじめる。もうその中に幼穂が形成されている。これが稲の「穂孕み」だ。七月下旬から八月上旬の頃となる。出穂前の田水張りも大事な時である。澄んだ青田の風が快い。無事に出穂を待つ思いと、ひとまずの安堵感が伝わってくる。
(新聞「農民」2021.8.9付)
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[2021年8月]
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