長野県農民連
県農政部長に要請書
果樹共済掛金に県費補助
防災対策の強化を要請
県育成品種の許諾料無料化を
長野県農民連は7月15日、竹上一彦会長はじめ菊地信行副会長と事務局2人が参加して県農政部長あてに要請書を提出しました。
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要請書を手渡す竹上会長(右) |
4月10日を中心に、マイナス8〜10度の低温が長時間続いたため満開状況の南水はじめ桃、リンゴ、サクランボなどの果樹が大きな被害を受けました。
果樹共済制度には、「足きり」で掛金のわりに補償が少ないと加入が少ない状況です。しかも「防霜ファン」での対応を超える低温でした。
要請項目として、(1)果樹共済掛金への県としての補助を創設すること、(2)収入保険の加入条件を緩和し、白色申告者も加入できるようにするよう政府に要請すること、(3)防霜ファンの補助事業の申請援助をすること、(4)県育成品種については「許諾料」を無料にすること――などです。
県からは、「果樹共済への補助は全国どこでも行っていない。収入保険の加入条件については全国から政府に要望が上がっている。防霜ファンについては、旧農協単位に設立されている『協議会』で対応することになっているので相談してほしい」との回答がありました。
さらに「県育成品種については一部を除き無料になっている。ブドウのクイーンルージュなど一部は許諾料が必要である」とのことでした。
(農民「長野県版」号外から)
(新聞「農民」2021.8.9付)
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