「農民」記事データベース20210809-1468-02

福島市の飲食店従業員に食料支援

今こそ「公助」必要

福島県北農民連


米2キロなど200人分を
30分で配布

 7月28日、福島市の飲食店従業員のみなさんへ、食料支援を行いました。福島市でも飲食店が苦境に陥っています。先月から実行委員会を立ち上げ、福島県北農民連の会員にも協力を呼びかけてきました。

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支援物資の袋詰め作業を終え、看板を前にパチリ

 当日は、各方面から協力をいただき、200人分を用意することができました。お米2キロ、きゅうり、トマト、なす、卵、じゃがいも、しめじ、カップヌードル、玉子、バーモントカレーが一人分のセットです。このほか、旬の桃もたくさん寄せられ、皆さんに分けることができました。

 しかしその200人分も開始からたった30分で配布終了。

 居酒屋さんやスナックの従業員からは、「本当に助かります」、「みなさんからのご厚意、忘れません」などと、とても喜んでもらいました。

 しかしボランティアでできることは限界があります。菅義偉首相は自民党総裁選の時から、「自助」「共助」「公助」と掲げ、「まず『自助』『共助』が先だ」と言いましたが、とんでもありません。今ほど「公助」が必要なときはありません。

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地元テレビ局の取材を受ける服部事務局長(右)

 今回のイベントのチラシを配りに、福島市中心部の飲食店街に行きましたが、半分ほどのお店が休業なのか廃業なのか、営業していませんでした。福島県は「緊急事態」でも「まん延防止措置」にもなっていないのに、です。本当に命を守ることが必要なときです。

 イベントに関わったすべての方に感謝いたします。ありがとうございました。

(福島・福島県北農民連 服部崇)

(新聞「農民」2021.8.9付)
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2021年8月

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