福島市の飲食店従業員に食料支援
今こそ「公助」必要
福島県北農民連
米2キロなど200人分を
30分で配布
7月28日、福島市の飲食店従業員のみなさんへ、食料支援を行いました。福島市でも飲食店が苦境に陥っています。先月から実行委員会を立ち上げ、福島県北農民連の会員にも協力を呼びかけてきました。
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支援物資の袋詰め作業を終え、看板を前にパチリ |
当日は、各方面から協力をいただき、200人分を用意することができました。お米2キロ、きゅうり、トマト、なす、卵、じゃがいも、しめじ、カップヌードル、玉子、バーモントカレーが一人分のセットです。このほか、旬の桃もたくさん寄せられ、皆さんに分けることができました。
しかしその200人分も開始からたった30分で配布終了。
居酒屋さんやスナックの従業員からは、「本当に助かります」、「みなさんからのご厚意、忘れません」などと、とても喜んでもらいました。
しかしボランティアでできることは限界があります。菅義偉首相は自民党総裁選の時から、「自助」「共助」「公助」と掲げ、「まず『自助』『共助』が先だ」と言いましたが、とんでもありません。今ほど「公助」が必要なときはありません。
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地元テレビ局の取材を受ける服部事務局長(右) |
今回のイベントのチラシを配りに、福島市中心部の飲食店街に行きましたが、半分ほどのお店が休業なのか廃業なのか、営業していませんでした。福島県は「緊急事態」でも「まん延防止措置」にもなっていないのに、です。本当に命を守ることが必要なときです。
イベントに関わったすべての方に感謝いたします。ありがとうございました。
(福島・福島県北農民連 服部崇)
(新聞「農民」2021.8.9付)
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