農のこころ丸山美沙夫
青田の彩見きわめ水の思案どき 伊藤美津子 俳誌「しなの」から。梅雨明けの頃、青田の色艶を見て、田水を干して調整するのも農の知恵。肥料分が多いと出穂しても茎が柔らかく風雨で倒伏する心配も。田水を止め稲の根張りと茎を固くして、肥料の分解を早めるのだ。まだ出穂期までは田水も必要で中干しとも言う。「思案どき」に稲づくりの思いがこもる。
(新聞「農民」2021.8.2付)
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[2021年8月]
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