「農民」記事データベース20210726-1466-08

東京・台東区

女性のためのなんでも相談会

農民連女性部が農産物やお花を提供


「農家の皆さんの思い」に触れて
「元気出た」「励まされた」

 コロナ禍による影響で、生活が困窮するなどの困難に直面する女性がますます増えています。こうした女性たちを支援しようと7月10、11の両日、東京・台東区で「女性のための生活、仕事、子育て、なんでも相談会」が開催され、2日間で120件を超える女性たちが相談に足を運びました。

 主催は第二東京弁護士会。3月に東京・新宿区で行われた女性相談会の実行委員会が共催し、東京都が後援しました。

 相談会では、女性弁護士による法律相談だけでなく、労働や生活、家庭や家族、子育てなど多岐にわたる相談が寄せられ、臨床心理士や看護師をはじめとした専門相談員が、お茶を飲みながら、じっくりと女性たちの話を聞きました。

 農民連女性部も女性部員を中心に全国の農民連組織に農産物の支援を呼びかけ、米や野菜、加工品、切り花など、15県から寄せられた60種類を超える農産物や食料を提供。このほか、生理用品や洋服、シャンプーや整髪料などが無料提供されました。

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色とりどりのお花やたくさんの種類の野菜、お米、生活用品が並んだ“マルシェ”のコーナー

 緊張した面持ちの女性たちも、「好きな野菜をどうぞ」と勧められると、「うれしい」「助かります」と、笑顔に。逆に「この野菜はどこから、誰が提供してくれたのか」「なぜ(どんな思いで)提供してくれたのか」と会話になる場面も多く、笑顔を見せながら何度も「ありがとう」と繰り返しながら、会場を後にしていました。

 「非正規雇用を雇い止めになった」という、ある若い女性は、「失業して人と話すのも苦痛になり、孤独だった。ここに来るのもとっても勇気が必要だったけど、農産物を送ってくれた農家の皆さんのように“助け合いたい”と思ってくれる女性の皆さんと出合えて、元気がわいた」と、目を赤くしながら話してくれました。

 ツイッターには来場した女性たちから「相談会に行ってきました。食料品はともかく、お花なんて普段買えなくてがまんしていたから、とってもうれしかった」などのつぶやきも寄せられています。

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リラックスした雰囲気の相談スペース

 コロナ禍で困窮 複合的な困難に

 今回の相談会で最も多かったのは、失業や、有期雇用を無期雇用に転換する直前の雇い止め、休業補償などの労働問題で、次いで家庭不和が続きました。

 ほかにもDVや、生活保護申請、こころの健康と生活不安など、「コロナ禍で家庭の問題が顕在化したことや、経済状態や労働状況の悪化などが重なることで、女性の抱える問題がより複合化・深刻化していることが垣間見えた」(第2東京弁護士会)と言います。

(新聞「農民」2021.7.26付)
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2021年7月

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