農のこころ丸山美沙夫
むぎあきの芒茫々と疫の時 西 彰 俳誌『みすゞ』から。新型コロナ感染が広がり、ワクチンも無く、不安が深刻になった。農家では麦が色づき収穫の時期だが、毎日感染者の動向が報じられている。野仕事と言えど三密・自粛で落ち着けない。青田と麦の黄色が織りなす美しい頃だが、「芒茫々」と捉えている。刈り残された畔の芒か、農の不安も覗かせている。
(新聞「農民」2021.7.12付)
|
[2021年7月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2021, 農民運動全国連合会