学生生活支援プロジェクト
食材もってけ市
第9弾
食健連が農協に働きかけ、食材提供
愛媛
民青同盟愛媛県委員会が5月30日、コロナ禍に苦しむ学生たちを応援する学生生活支援プロジェクト「食材もってけ市」(第9弾)を松山市内で実施しました。
バイト減り1日1食の学生も
それにあわせて、愛媛食健連や株式会社「百姓百品」(西予市)は、「食材もってけ市」の取り組みを支援しようと、農協を訪問し、食材の提供をお願いしました。
「アルバイトが減り1日1食」「対面授業がなく、リモートで今年入学した1回生は友達ができない」など学生の苦しい状態を農協に訴えました。
これに応えて、えひめ中央農協は、野菜(玉ねぎ、レタス、ニンジン、キャベツなど)・果物(ビワ、甘夏)など24箱を直売所から取り寄せ、東宇和農協は米3袋、キュウリ、トマト、ジャガイモ、いちごなど多くの野菜を提供していただきました。
また、「そんなにアルバイトがなくて困っているなら農協の店舗で雇用しましょうか」との声かけもいただきました。
101人が訪れ 「助かります」
当日の「もってけ市」には、101人の学生が訪れ、提供された食材を「助かります」「ありがたい」と喜んで受け取っていました。
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100人を超える学生が訪れました |
今回も、感染対策のため予約制で実施されました。事前配布したビラやSNSで予約が呼びかけられ、当日は検温や入場制限を設けるなどの対策が取られました。
初めて利用した3回生の男性(21)は、時短要請の影響でバイトのシフトが激減。「月6万円の収入が1万円になった。本当に助かります」と話しました。
また、県外から来ている新入生の女性(18)は、オンライン授業や外出もままならない状況に「人と話す機会も少なく、精神的に苦しい」と語りました。
(愛媛食健連 竹中隆)
(新聞「農民」2021.6.14付)
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